頭痛

肩こりや腰痛に痛み止めの薬ですか?鎮痛剤を使い続ける危険性

腰が痛い、肩が痛い、頭痛がする。なんて、痛いときってついつい薬に頼っちゃいますよね。薬が効けば不快な気持ちも和らぎますし、仕事もはかどります。

痛みを比べるのはよくありませんけど、僕的には頭痛は何もする気が起きないから二日酔いとか頭痛の日に薬を飲んじゃう気持ちはよく分かります。

しかしですね、痛み止めには副作用もありますので飲みすぎには注意ということを書いていきますね。それに痛み止めに限らず、”薬”を飲むって体が悪いってことですから、できれば飲む頻度は減らしたい人も多いと思います。

消炎鎮痛剤は自然治癒力を阻害する

消炎鎮痛剤は血管を開く物質の生産を阻害する薬なので、血管を閉じるように働きかけます。

患部に押し寄せる血流と痛み物質が止められるので、痛み自体は一時的に治まります。しかし、血流を止めているので、壊れた組織の修復も止めてしまいます。

消炎鎮痛剤は、湿布薬にも使われているので、血流を止めて体を冷やします。

痛み物質の生成を抑えた上に冷やせば、痛みを感じなくなりますが、同時に体が治そうという反応も止めてしまいます。したがって、疲労回復も細胞組織の修復もできなくなります。結果として、根本的に治ることができなくなり、痛みをその場しのぎでごまかすことになります。

これが、消炎鎮痛剤の本当の効能です。

痛みが出たた、鎮痛剤。では敏感な身体は作れないです。

全身に及ぶ痛み止め(消炎鎮痛剤)の副作用

さらに、腰痛、膝痛など各種痛みの治療として処方された痛み止め(消炎鎮痛剤)は、血流の抑制という形で働きますが、同時に全身にも影響を及ぼします。

消炎鎮痛剤は、体の中に吸収されて全身に回るので全身の血流が抑制され、血管を閉じ、血圧が上がります。

この状態は、1週間とか2週間ぐらい続くだけなら大丈夫ですが、1ヶ月、半年と長期に渡って続くと、強い交感神経緊張症状が発生します。高血圧や不眠などの症状が出るのはこのためです。他にも、肥満のある人なら、糖代謝が上がって糖尿病の発症のリスクが高まります。

副作用の連鎖で増える薬

交感神経は、副交感神経とメリハリのあるリズムでバランスよく交替していれば、元気を出せる状態です。

しかし、ずっと交感神経が緊張したまま固定すると、いつも興奮して身体が疲れている状態になり、一日中具合が悪いという結果になることも多いです。

すると、さまざまな不定愁訴が現れるので、症状ごとに薬が出され、薬漬け医療がはじまります。

高血圧になれば降圧剤、不眠の人には睡眠薬、疲れて常に不安な人には抗不安薬、糖尿病の人には経口糖尿薬と、次々に薬の処方箋が増えていきます。

そんなに薬飲む必要あるの?っていうくらい飲む人多いですよね。薬が薬を呼ぶ生活ってすごいです。

毎日、毎日薬を飲んでいたら体はおかしくなりそうですけど、辞められなくなっている人も多いです。薬に慣れちゃっていますからね。

交感神経が緊張しっぱなしになる

交感神経緊張状態というのは、いつも興奮しているような状態です。まず、脈が速くなります。すると心臓にも負担がかかって、心肥大が起こってきます。

さらに血管が閉じるので、すごく体が冷えます。指先がいつも冷たい。夏でも靴下をはかないといけないほどの冷えがでてきます。

交感神経緊張状態が持続すると、ありとあらゆる病気がでてくる危険性が高くなります。

消炎鎮痛剤は湿布薬、内服薬、座薬といろいろありますが、どういう形で処方されても同じことが起こります。したがって、飲み薬をやめても疲れている状態が治らないようなときは、貼り薬を使っていることもあるわけです。

急性の痛み以外では消炎鎮痛剤は使わない

急性の強い痛みやじっとして動かなくても痛むのは、とても辛いことです。そんな場合に短期間痛み止めを使うのはかまわないと思います。

痛みによる苦痛、ストレスの方が心身に悪影響を及ぼすからです。

また、打撲や怪我など急性炎症の場合は、激しく起こりすぎる炎症を止めるために消炎鎮痛剤を使い、場合によってはアイシングなどをして冷やすということも必要です。

急性期に、限られた必要な時間だけ消炎鎮痛剤を使う分にはいいと思います。

腰が痛い女性の画像

問題となるのは、慢性的な疼痛に長期に渡って使い続けることです。消炎鎮痛剤の長期服用は、だいたい5年から10年間で破綻をきたします。

最後には、交感神経緊張状態によって消化管の働きが止められてしまうので、食欲がなくなりやつれ、老化が促進されて寿命を縮めたりという結果につながります。

そう考えると、かなり恐ろしい薬です。長期にわたって服用しないようにしましょう。

慢性の腰痛・膝痛などの根治には、消炎鎮痛剤の服用停止が条件

消炎鎮痛剤は消化管の働きを止めるので服用をやめれば食欲がでてきます。これは副交感神経が優位になるので内臓が動き出し始めるからです。

食べることで副交感神経が活性化され、ますます血行が良くなってきます。

およそ3週間くらいで細胞組織修復が完了することが多いです。回復への道は、何より消炎鎮痛剤をやめることです。コルセットも運動を阻害して血流を抑制するのでよくありません。

消炎鎮痛剤の副作用として、胃が荒れます。僕も歯医者で親知らずを抜いたときに痛み止めと胃薬を一緒に処方してもらいました。胃が薬で荒れるって相当なダメージですよね。胃の粘膜が破壊されるものを慢性的に飲んでいたら、身体の他の部分にも悪影響ですよ

そこから連鎖的に悪影響が起こりかねません。消炎鎮痛剤で血流が止まり交感神経が緊張状態になると、交感神経支配下で顆粒球が増えます。

顆粒球が増えると粘膜におしかけますから、その結果、胃が壊れるわけですが、顆粒球の増殖は全身でおこっています。

本人に自覚症状がないだけで、全身で顆粒球が増加しているので、腰痛が起こっている周辺組織の破壊も進行しているのです。

まとめ

痛み止めや鎮痛剤は急性期にはしょうがない。

痛み止めや鎮痛剤を長期にわたって服用すると身体もぶっ壊れてしまうので、気をつけましょうね。薬のいらない体を作りたい人はLINEで相談してね。

 

  • この記事を書いた人

井上洋人

福岡県久留米市で唯一の”腰痛、坐骨神経痛、頭痛、姿勢改善”専門院エーパシの井上洋人 痛みの根本原因を探し出し結果をだす整体師

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