先週末に九州北部地方も梅雨入りしたそうです。
最近は「梅雨入り宣言」というよりかは、「梅雨入りしたとみられます」というような少し弱腰の姿勢で発表してるみたいです。今の時代に即した対応です。
平成の時代とは違って、間違えたり外したりすると烈火のごとくクレームを入れる人がいるんでしょうね。強気の発言はしづらいのかもしれません。
梅雨前線で思い出すのが、いまから30年ほど前、私は高校生で寮生活をしていました。寮では毎晩7時に寮生の点呼をとる決まりがあったんですよ。点呼の際は廊下に学年ごとで並んで待っています。そのとき、同級生のヒグチくんが、窓の外を長い人差し指で示しながら
「井上君!外見て!あれが梅雨前線だよ!」
「マジッ!!」
ここで井上少年は思ったのです、前線ってあんなにハッキリ見えるもんなの?でも天気予報には線が引かれているから明確な区切りがありそうだし、僕が知らないだけなのかな…。いや、そもそもヒグチ君は何を根拠にあれを梅雨前線と言っているのだろうか?確かに黒い雲が一直線になっていて、その向こう側は明るい感じがするけど、それを見て梅雨前線と決めつけるには浅はかだし、何より明日の天気も雨予報だったから、梅雨前線が見えるとしてもあれは偽物なんじゃないか?(この間0.2秒)
案の定、次の日もその次の日も雨が降って「前線はどうなったのか」という疑問を数日抱えて梅雨以上にモヤモヤしたことがありましたが、あれだけ断定されると言いにくかったです。
凡人の私には梅雨前線を感じることができませんでしたが、天気予報の梅雨前線が福岡付近にかかっているときには空を見上げて梅雨前線を探しています。いつか私にも見える日がくるかもしれない!というワクワク感を30年も持たせてくれたヒグチ君に感謝しなければなりません。未だに見えませんが…。まだ精進が足りないかもしれません。だれか見える人がいるならコツを教えて欲しいです。一応視力はいいです。
そういえばエーパシの2階に新しくテナントさんが入る予定ということで隣のシャッターが開いています。どうやらネイルサロンになる”らしい”です。
私の顔がでっかく印刷されたタペストリーはまた御蔵入りになりました。あれ意外と目立っていたから好きだったんですが、どうしようかな…。