今日は「靭帯とスジ」のお話。
靭帯とは骨と骨をつないで関節をつくっています。
世間的には「スジ」と言われることもありますが、厳密に言えば「スジ」という解剖学用語はありません。なんとなく硬くなっているところを「スジ」と言っている気がします。
つまり「スジとは何か」というと、筋肉(のしこり)か、腱か、靭帯のどれを指すかがその人の状態や状況によって違うということです.
靭帯は伸縮性はほとんどなく、関節を補強したり過剰な動きを制限したりする役割をもっています。骨や筋肉と違うのは一度切れると修復が不可能ということです(現代医療では)
靭帯はコラーゲンでできているんですが、経口摂取しても靭帯に効くとは限らないのがCMの怖いところ。肌のツヤが良くなるから飲みなさい!と結婚式直前に渡されたコラーゲンドリンクを、
井上洋人
別に肌に効くとは限らないよ
と返して、めちゃくちゃ怒られたのを思い出します。なんでも気持ちが大事ですね笑。
余談ですが、「牛スジの煮込み」に煮込まれているのは「牛のアキレス腱」、コンビニおでんの「スジ」は牛ハラミの外側の膜「メンブレン」であることが多いそうです。