「肩こりと夫婦関係は似ている…」
ちょっと何言っているか分からないですよね。僕もよく分かりません。
我が家に限ったことではないのですが、専門職を仕事としているとプライベートでも技術や知識を使う場面があります。美容師さんだったら家族の髪を切ってあげたり、整備士さんだった自家用車のメンテナンスしたり、エンジニアさんだったらパソコンやネット系に強かったりだとか…、色々あると思います。
カイロプラクティックの技術も身体を整えたりするわけなので、肩こりや腰痛、身体が疲れているときに使ってもらいます。
と言っている、「押してあげようか?」と聞くと
と返ってくる。ただ、それは「いらない」ではなく「今はいい」だったり、「なんでわからないかね?」の意味の「いい」だったりする。日本語はムズカシイ。
カイロの仕事をしていると「肩こり」の原因が”肩”じゃないことはあるあるだ。ただ、夫婦であってもその常識は共有できていない。肩こりの原因が首だったり腕だったり、背中、骨盤の歪みだったりと色々ある。
夫婦関係も似ている。表面上の「怒っている理由」が本当の理由でないことが多い。きっかけに過ぎないのだ。男という生き物は察するという能力が著しく低いのでここで地雷を踏むことが多い。未だに命があるのが不思議である。
ただ、施術中はお客様の体に触れていると「力が入っているな…」「ストレスが出ているな…」とかは推測できたりする。その辺のピントは合っているが、10年以上一緒にいる妻のことは見えにくい。
余計なことをいうと怒られるので黙ることもしばしばだ。うっかり世間話を切り出すと「そうだね」(チッ!今は話しかけるなよッ!)という本音を感じ取り背筋が伸びている。
近すぎてピントが合わないのか?
もはや老眼である。
現実でも夕方になってくると見えにくくなっている。老眼は今まではピントを自動調整できていたものが疲れてきて自動調整できなくなっているそうだ。視力が良い人の方が老眼になりやすい、というのは自動調整する能力が高いがゆえに負担の増加を敏感に感じ取っているかららしい。
ということは、今までは妻の気持ちを察することができていたのか?
最初から見えていなかったのかもしれない。
「Love is blind」とは、ウィリアム・シェイクスピアもよく言ったものです。
見えないものを見ようとするのは無理がある。
ならば、余計なことをせず、静かに看守の言うことを聞く。
それが、この牢獄――いや、夫婦関係を円滑に保つ、今のところ最適解なのかもしれません。
細かすぎてシールも貼れないガンプラ。息子に手伝ってもらいました。若さって凄い。