椎間板ヘルニア
久留米の整体、エーパシ・カイロプラクティックです。椎間板ヘルニアって聞いたことある方も多いと思います。腰痛の原因で一番多いと言われています。どういう状態なのか?簡単に言うと腰椎がヘルニアになった状態です。人間の背骨は普通24個の骨と1個の仙骨で形成されています(稀に多い方もいらっしゃいます)。この椎体の間に入っているゼリー状の軟骨が椎間板です。この椎間板がクッションの役目を果たしているおかげで、身体を曲げたり捻ったりできるのです。
椎間板が過剰な圧迫により、脊椎の後方を走っている神経を刺激してしまった場合に足や臀部に痺れや放散痛(坐骨神経痛など)が起こり、 この傷害を椎間板ヘルニアと呼びます。そしてそれが腰椎でおこると腰椎椎間板ヘルニア、頸椎では頸椎ヘルニアと呼ばれます。 椎間板ヘルニアの原因
以下の原因があげられることが多いですが、科学的な根拠に基づいて解明されていません。
- 椎間板の老化
- 骨の老化
- 姿勢が悪いための過剰な圧力
- 遺伝
- 生活習慣からくるもの
このうち、自身でなんとかできて効果が高いものは、椎間板の老化を防ぐことです。
椎間板の栄養補給
椎間板はゼリー状のものであるが故に、水分がとても大切です。お肌と一緒でみずみずしい肌とカサカサの肌では保湿力が違い、疲労度も異なります。この椎間板、20代頃までは血管がつながっていて血管から直接栄養補給が行なわれますが、30代頃になると血管からの栄養補給はなくなり、リンパ液が染み出すことで栄養補給を行うことになります。
加齢によって椎間板変性が起こりやすくなるのは、そのためです。血管による確実で安定した栄養補給がなくなることで水分維持が困難になるのです。
リンパ液を流すには
リンパ管は血管と同じで体中に巡っていますが、血液との大きな差は、「心臓というポンプ」がないことです。血液は寝ても覚めても勝手に身体を巡りますが、リンパ液は筋肉の作用に頼りきっています。よって椎間板に栄養を巡らせるには、正しく背骨を動かさなければいけません。
正しく動かすということは、正しい背骨の状態で動かすということです。いくら運動したからと言って猫背のままや、がに股、内股ですと変に負担がかかり辛くなるでしょう。
どのような運動がいいのか?
ただ、歩いてください。歩行です。人間の身体は二本の足で歩くようにできています。積極的に歩くことで椎間板に栄養補給が行なわれます。それが、椎間板ヘルニアや腰痛や首痛の予防になります。お仕事などで長時間同じ姿勢になることもあると思いますが、そのときは背骨のS字のカーブを意識しましょう。しかし、S字を意識することは胸を張ることではないです。「丹田」を意識してください。丹田についてはこちらの記事を参考にしてください。骨盤の歪みと脚を組むことの関係
また、カイロプラクティックの施術で背骨に動きをつけ、背骨を正しい状態に維持することも椎間板に栄養補給を行い椎間板の水分を保つことにつながります。
いつまでも元気に健康な生活を送るためにも、姿勢に気をつけて積極的な歩行によって椎間板に栄養と水分を補給していきましょう!