こんばんは。久留米の猫背矯正専門院エーパシ・カイロプラクティックの井上です。
前回は、なぜ「凝り」が起こるのかについて書きました。
まだお読みでない方はコチラから>>>なぜコリはできるのでしょうか?
今日は、三大原因(姿勢、運動不足、ストレス)の中から「姿勢」を取り上げていきます。
まず、首や肩が凝る姿勢の代表といえば、パソコンや、スマホ、携帯をいじる姿勢が挙げられます。
猫背になって、アゴが出て前かがみになるので、頭の重みが肩や首の後ろの筋肉に負担が集中します。
固まりやすい部位としては、
・肩甲骨のまわり・・・たくさんの筋肉と筋膜が入り込んでおり、肩甲骨が左右に広がった状態で凝り固まりやすい。
・胸、鎖骨のまわり・・・背中が丸まるといつも縮んだ状態になっています。
・腰、お尻の部分・・・特に歩行で活発に働くので、座っていると出番がなく固くなりやすい。
・太ももの裏・・・座りっぱなしで常に圧迫されて血流が悪くなって固くなりやすい。
・指、手首・・・意外とパソコン作業で疲労している部分。キーボードの角度に固定されたままでほとんど伸縮しない。
があります。う~ん、ほぼ全身。。。
この姿勢を直すために背筋を伸ばした「いい姿勢」心がければ良いのですが、最初は頑張ってキープできてもしばらくすると普段の前傾姿勢に戻ってしまいますよね・・・(^_^;)しかも本当の「いい姿勢」を間違えていてることもありますし。
体には前の状態に戻ろうとする働きがあります。
これを「形状記憶」といい、この形状記憶に関係しているのが「筋膜」と言われる組織なのです。
「筋膜」とは、筋肉や内臓、骨などを覆う薄い膜のことです。
詳しくはコチラのブログで>>>筋膜リリースで首の疲れもリリースし小顔に。
筋膜には、全身をタイツのように覆う浅筋膜(せんきんまく)と深筋膜(しんきんまく)、筋肉を包む筋外膜(きんがいまく)という具合に、筋層は何層にも重なり、あらゆる膜が連続的につながっているのです。イメージでいうとバームクーヘンのような感じです^^
姿勢を維持する力は、かなりの部分を筋膜のテンションが支えています。「第二の骨格」だとも言われています。
このように、筋膜は全身につながっているので、どこかが固まるだけで全身に影響し、縮んでしまった筋膜が姿勢をゆがませてしまいます。
固さを取るには「運動すればいいのでは?」と考えられると思いますが、良い姿勢で体を動かす必要があって、悪い姿勢では動きが偏ってしまいます。そういった理由でストレッチや体操もフォームが大切になってきます。
固まった筋膜は例えてみると、ハンガーにかけないでよれてしまったシャツのようなものです。なかなかシワ取れないですよね?
このシャツのようによれた筋膜は、ストレッチで伸ばすと効果的ですが、凝り固まった筋膜は自分でゆるめるのには限界があります。当院が骨格矯正だけでなく、筋肉部分を触るのは単に筋肉を揉みほぐしているのではなく、筋膜を緩めているんです。
自分じゃどうにもならない!というときは猫背矯正専門院の当院をご利用ください。
本日も最後までありがとうございました。