身体が硬くて腰が痛い…、身体が柔らかくなったら楽になるのでしょうか?
井上洋人
柔軟性がある=血流がいい、ので慢性痛や肩こりには効果的です。ただ、柔らかすぎてもよくないことがあったりますよ。
え?体が柔らかいことでデメリットあるんですか?
はなこ
身体が柔らかいことのデメリット?
いやいや、身体が硬いことでしょ?と、思われた方がほとんどだと思います。確かに身体が硬いと、
- 怪我をしやすい
- 疲れやすい
- 痩せにくい
- 腰痛や肩こりが出やすい
などなど、あげればきりがありません。一般的には身体は柔らかい方がいい、柔軟性が高い方がいいという印象です。もちろん僕もそう思います。しかし、筋肉は縮むことしかしないという性質を持っています。
例にあげると、肘を曲げて力こぶを作ります。このとき、上腕二頭筋という筋肉が収縮して筋肉が盛り上がって硬くなってます。この時反対側の二の腕は伸びて柔らかくなっています。肘を伸ばすと、二の腕が先ほどより硬くなり、力こぶは伸びて柔らかくなります。
反対側の筋肉が縮んでくれることでストレッチが出来ているのです。
身体が柔らかいことのデメリット
筋肉というのは表裏一体です。まれに筋肉がついてなさ過ぎて関節が緩い状態の方がいます。子供や体重の軽い女性に多いです。過度に柔らかいと関節や靭帯に負担がかかってしまい、捻挫や過伸展(肘が反り過ぎたりなど、猿腕みたいなやつ)で痛めてしまうこともあります。
- 重いモノを手からぶら下げた時に肘や肩を痛めやすい
- 関節が逆に曲がって靭帯などを傷つけやすい
身体をコントロールしてあげることが大切です。前屈は調子が良くても、反らす動きは苦手…、など前後で得意な方ばかりやってしまうと怪我につながることもあります。
もちろん、柔らかくて体が調子がいいのが一番ですけどね。