井上です。
一生懸命頑張りなさい!っていうのはよく聞くじゃないですか。ダラダラしているよりかは頑張っている人の方が印象が良かったりしますよね。だらけていると先生に怒られたものです。
努力と勤勉の方が偉い?怠惰はダメ?
「努力」「勤勉」は評価され「怠惰」は非難の対象になりやすいです。
ただ、怠惰であっても他者からの評価が十分であれば正当な評価を受けるものです。
例えるならダラダラと授業中に寝ていてもテストで100点取れば何も言われないってやつですね。成績のいい営業マンはサボっていても結果が出ているから上司から怒られないやつです。
つまり「努力」勤勉」「怠惰」の評価は、評価する側の立場によって変わりますし、怠惰は必ずしも無価値ではないということです。
社会の大きな矛盾点としてコツコツ真面目に働き、残業が多く休む暇もない労働者よりも
働かずに豊かな暮らしができる資産家の方が尊敬され憧れることってありますよね。
勤勉が評価されるはずなのにこれっておかしくないですか?
ただ、怠惰という言い方も良くないですね。余暇とでも表現した方がいいでしょうか?
人間社会における文化や芸術は余暇から生まれてきていると思います。だって馬車馬のように働いていたら本も読めないし、音楽を生み出すことも、絵を描くこともできません。
みんな余暇を楽しんだ方がいいじゃないか!
否!
馬車馬たちが文化や芸術に目覚めたら、誰も働かなくなって社会が回りません。どうしましょう。
それが具合が悪いから努力や勤勉を推奨するのが普通になっている気がします。
と、ここまで書いておいてオチが見当たらないので惰性になったということで終わりにします…。