久留米市で肩こり治療が得意な整体院エーパシの井上です。
肩こりだから肩周りちゃうの?
そう疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、肩こり、首こりの治療をするには腰や足の治療から入らなければいけません。
っていう理由を書いていきますね。
肩や首のコリの原因は、体全体のメカニズムを熟知していないと見極めることはできない。
肩こり、首こりの原因って色々あります。
解剖学的な問題
- 筋肉バランス
- 筋力バランス
- 姿勢
神経学的な問題
- 自律神経(交感神経・副交感神経のバランス)
- ホルモンバランス
心理学的な問題
- 精神的な負荷
- ストレス
などなど、一口に肩こりだと言っても色々原因はありますし、1つだけではなく、色んな原因が絡み合って肩こりを引き起こしていたりもします。
でも、万人の肩こりに共通しているのが「解剖学的な問題」です。
良い姿勢とはどのような姿勢を言うのか?
これってどういう姿勢かわかりますか?
姿勢を見るということは全体をみなければなりません。
よく足を組むとよくないとかありますが、足は組んでもいいんですよ。
それが常習化しなければね。
参考記事:https://a-pacific-chiro.com/pelvis-foot
不適切な足の使い方ひとつで崩れた姿勢をとることもあります。
つまり、足の位置を数ミリ変えるだけで肩こりや首こりが軽くなることはよくあります。
腰・骨盤のバランスが乱れているといい姿勢がとれないことが多いです
これを骨格、骨盤の歪みだと判断するのは安直すぎます。
写真を撮ると傾いていたり、気が付くと捻じれていたり、猫背となってしまうのは筋力バランスの乱れが原因かもしれません。
これは一概に筋力低下とは言えず、あくまで前後・左右・対照的なバランスの乱れです。
なぜ?気が付くと捻じれてしまったり良い姿勢がとれないのか?
人体という不安定な構造物を支えるために必要な筋力不足と筋の過緊張、合理的な使い方が原因です。
要するに良い姿勢をとるための筋力が減ってしまって、
別の部分の筋力が強くなってしまっている。
癖が強くなってしまった状態です。
じゃあ、良い姿勢ってどういうやつ?
良い姿勢というのは、決して背筋をピンと伸ばして力んだ姿勢ではありません。
よく言うバレエダンサーの姿勢でもありません。
良い姿勢とは、最小筋力で体重を能動的に支えることができる姿勢です。
簡単に言うと、最も疲れない姿勢です。
だら〜っと力みのない姿勢、確かに楽です。
ただし楽なのは、その瞬間だけではないですか?
楽な姿勢を維持しようとすると骨に負荷がかかります。
骨への負荷が長期にわたると、変形が生じます。
これが加齢によって骨が変形する理由です。
めっちゃ骨が曲がったり、異常に背中が丸まっているご年配の方を見たりしませんか?
よって能動的な姿勢がとれないからこそ、首・肩・腰に慢性的に負荷がかかり続けます。
加齢による骨の変形と言いましたが、生活環境の変化により、年配の方だけの問題ではないのです。
現代人が誰もが抱える不定愁訴となってしまっているのです
肩こり治療の目的は、良い姿勢を保って生活できる身体作り
肩こり、首こり治療の一番の目的は良い姿勢を保持できる身体作りです。
これがあって初めて良い動きに繋がります。
単純にこっているところをほぐすことは簡単ですが、それでは対処療法であり根本解決にはなりません。
肩こり・首こりを根本的に治す=合理的に動く身体作りなのです
良い姿勢、つまり腰と脚が重要なのはわかるでしょ?
肩こり治療の目的が良い姿勢を保つための体づくりであるわけですから、
肩こり・首こりに関係がないように思える腰や足は、実は非常に重要な意味があるのです。
脳科学上、人間はつらいと感じる部分は基本一か所なので、
本当は腰が悪くても自覚がなくて肩こり・首こりの症状が治ることで、腰に症状を感じるようになってしまうこともめずらしいことではありません。
だから、腰が良くなったら肩も痛くなってきた…とかあるのは、元々そっちも悪かったりすることもあるのです。
足の痛みをかばうことで姿勢が乱れて、結果的に首・肩・腰に負担が蓄積してしまうこともあります。
特に足の筋肉は腰痛に関連が深いです。ふくらはぎの筋肉とかね。
気軽に思える肩こり・首こりですが“治す”ということを目的とする治療ならば、腰や足の十分な知識と治療技術が必要不可欠なのです。
リラクゼーションだったらマッサージとかでもいいと思いますけどね。
まとめ
肩こりだからって肩周辺しかしないのは間違い。
足からしっかり治療していくことが根本の治療になります。