脚を組んで座っちゃいけない、は最早常識ではないでしょうか?ほとんどの健康雑誌で取り上げられ、整体院、カイロプラクティック院、整骨院、マッサージ屋さんなどで言われたことがある方も多いのではないでしょうか?というか、むしろ常識となっているかもしれませんね。
その理由として「骨格が歪む」「血流が悪くなる」「骨盤が歪んで腰痛を引き起こす」など、多数の理由があげられます。
ただ、足を組んでいる状態に慣れすぎると”顔”も歪みます。
なぜ足を組みたくなるのか?
答えは簡単です。「癖」「すでに骨盤が歪んでいるのだから組んだ方が楽」だからです。
しかし、みんな物心ついたときは足を組んでいたのか?となると、そうではないですよね。
最初に脚を組んだときは歪んでいたのか?
骨盤はいつ歪んだのか?になりますし、いつも右だから左に組み替えるという方もいますが、
「左に組み替えたら骨盤正しくなりましたか?」悲しいかな、ならないんですよね。
本題ですが、脚を組む理由は重心です。
重心が左にあるから右足を上にして、腰を丸めて猫背を作って重心を身体の中心にもってこようとしてます。
これ人間の身体の凄いところです。
この対応能力。
そして脚を組みたいのに無理して組まなかったりすると、腰が反ったり、肩が巻き型になっちゃたりして肩こり、首の痛みに繋がります。いい姿勢と言うのは胸を張ればいいわけではないのです。
だから無理して組まないようにするのは良くないよ。と、言いたいわけです。楽な姿勢って身体がラクなんですもんね。
でも、それでは姿勢の改善につながりませんね。
やってはいけない姿勢
脚は組んでもいいのですが、やってはいけない姿勢が一つだけあります。それは仙骨を寝かして座ること。仙骨は背骨の一番下に位置する三角形の形をした骨です。この仙骨を寝かす姿勢がこちら仙骨を寝かしてしまうと、骨盤が後ろに倒れる一番ダメな姿勢になってしまいます。これから説明する丹田座りをしっかりやる事より、このやってはいけない姿勢を気をつけることが大切です。
丹田に力が入る座り方
座り方、立ち方にはポイントがあります。
丹田を意識していただくことです。丹田とはおへそから指2本分下ぐらいです。俗にいう下っ腹です。
椅子に腰かけて、めちゃくちゃ脚を広げます。戦国武将のようにです。自分の好きな武将をイメージしてください。できない方はお笑いコンビ、オードリーの春日さんの座り方です。
その開いた状態から腰を一番反っている状態と腰を丸めて一番猫背の状態を確認していきます。
そして一番反っている状態から徐々に腰と背中の力を抜いていって、お腹に力が入る瞬間が「丹田」に力が入っている状態です。
そこを意識していただいたまま、あとは脚を閉じればOKです。丹田の座り方
この丹田に力が入ってる状態だと足が組めないです。いや、足が組めるよって方は力が入っていません=骨盤が立っていません。骨盤が立ったまま足が組めることは、人間の構造上無理ですからね。
冒頭に脚は組んでもいいと書きましたが、組めない座り方を実践することが大切ですし、脚を組んだらリセットするような体操、ストレッチをすることがより重要になってきます。
手っ取り早く骨盤の左右差をなくす体操です。
骨盤が歪むと顔も歪む
足を組み続けていると顔も歪みます。土台が傾いているのですから、上に乗っている顔も傾いてしまいますよね。脚を組むと背骨が猫背状態になりますので、顔が前に出てきます。
顔が前に出るということは、顔全体が下がり、より大きく見えます。さらに左右に傾くと目の大きさやエラの張りにも影響をあたえます。
足を組んでもちゃんともとに戻せる体をつくりましょう。