福岡県久留米市で姿勢に悩む方に選ばれている整体院。西鉄久留米駅徒歩1分。お子様連れ歓迎。平日21時まで土曜も営業。ご予約・お問い合わせは→0942-65-3222

姿勢改善専門エーパシ カイロプラクティック久留米市の整体

関節にはあそびがあるってご存じですか?

関節には、「自分の力で動かせる範囲」と「外から力を加えると動く範囲」の2つがあるのをご存じでしょうか?

例えば膝。

立って曲げるとあるところで止まりますが、正座して体重を乗せると、そこからさらに曲がります。

指も、自力で反らすより、もう片方の手でそっと押した方が反りますよね。

この 外力で生まれる余白の動き が、関節の “あそび” です。

実はこの“あそび”、ケガの衝撃を吸収するクッションとしても働いてくれています。

あそびが良くも悪くも作用する

ただし、筋肉や靭帯のバランスが崩れると、この“あそび”が悪い方向に作用します。

関節の位置関係(アライメント)が乱れ、骨同士の並びがズレた状態になることがあるんです。

そうなると、

  • 動かすと痛い

  • 動く範囲が狭くなる

といった不調が起こりやすくなります。

■ 院長のちょっとした経験談

私がまだ修業時代の頃、

「可動域を広げればいい」と思って、ただただ動かせる方向に関節を動かしていた時期がありました。

でも、それで一時的に動いても、数日後にまた戻ってしまう…。

ある先輩に言われたひと言が今でも忘れられません。

「動くようにする前に、“なぜ動かないか”を見ないと、根本は変わらないよ」

そこから私は“アライメントを整えること”や、

筋肉・靭帯・関節のそれぞれの役割を学び直しました。

可動域だけではなく、正しく動ける状態 に導くことの大切さを痛感した瞬間でした。

手技療法は常に進化している

この関節の可動域制限をどう改善するか。

手技療法の世界では、昔から様々なアプローチが生まれてきました。

  • 骨を素早く調整する スラストテクニック

  • 筋肉の緊張を解いて整えるアプローチ

  • 関節の細やかな“関節内運動”に注目した手法 など

どれが正解というより、どんな症状に何が合うか が重要です。

術者に求められるのは「引き出し」と「見極め力」

有効な技法は、ケースによって違います。

だからこそ必要なのは、

  • 技術の引き出しを多く持つこと

  • 症状の本質を見極める力

  • 技術の可能性と限界を理解しておくこと

学んで感心して終わりでは意味がありません。

取り入れて、自分のものにして、活かしてこそ価値になります。

これからもアップデートを続けて

世の中には本当に、面白い視点や技術を生み出す方がたくさんいます。

私自身、今でも「なるほど!」と思うことばかりです。

ですが、ぼーっと眺めているだけでは進歩しません。

学びを自分の施術に落とし込み、引き出しを増やし、患者さんに還元していく。

その積み重ねが、施術家としての成長だと感じています。

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