カイロプラクティイクのイメージって痛いところ、例えば腰痛だとしたら、骨盤や腰周辺をバキバキ言わせる感じの施術を想像する人が多いです。
僕も以前はそんな感じで固まった関節に動きをつけていたんだけど、今では大分ソフトな力で動かせる技術を身に付けた。そこで感じることは全身を調整していかないと、カラダは良くなっていかないということ。
しかも、足のバランスがとても大事だということにたどり着きました。
痛みの原因は痛いところにない
そもそも腰痛って腰が悪いのか?ということですよね。
その辺に関してはコチラの記事をお読みください→座り方で腰痛の原因が分かる見方
これに関しては、分かりやすく「頭痛」がいいでしょうか。頭が痛い!って原因を調べようとして病院に行きます。
病院でレントゲンやMRIもやったけど、「脳には異常はないですね」なんて言われて、「多分肩こりからでしょ」ともっともらしい追い打ちをかけられて鎮痛剤を処方される。こんなことが日本ではよく見られる光景です。
これって頭痛は首や脳が原因かも?って調べたけど、結果は違ったってことですよね。仮に肩こりからきていても”頭痛の原因は頭じゃなかった”ってことになります。
これは腰痛だって、肩こりだった、姿勢だって、顔の歪みだって言えるんですよ。姿勢や生活習慣、食事など、様々な要因が重なって患部に出ていると考えます。この辺りは当院は西洋医学というより東洋医学の考えです。
足のバランスを整えることの大切さ
足って人間の体の中で唯一地面と接している部分です。靴が悪ければ膝や腰を痛めたりするのと同じですが、同じ靴を履いていても痛い人、痛くない人がいます。
その違いは足の使い方によって決まると僕は考えます。
なぜなら、根元が歪んでいたり、使い方が不味いと上も不具合が起きてしまいます。
以前あった、この手抜き工事問題。この原因は基礎工事の手抜きが原因だったわけです。このマンションはその後どうなったかというと、がっつり壊して立て替えている最中だそうです。
原因が基礎にあったので、上部のバランスが崩れています。
人間の体も土台である、足のバランスを整えて、指の使い方などが改善されていかなければまた問題は起きます。なぜなら基礎が崩れているのを無理して腰や背中で支えようとしているので、痛みが生じるほど疲れてしまっているわけです。
私たちの体はコンクリートや鉄筋でできているわけではないので、ある程度までは柔軟性を保てますがやはり限界があるということですね。
足を整えればすべてが上手くいくのか?
じゃあ、足元がよければすべてがうまく機能していくのか?と思われるかもしれませんが、そうもいかないところが生き物の体です。
歪んだ状態の期間が長ければ、長いほどその状態になれてしまっていますからね。急には対応できません。
お父さんが定年退職して、毎日家にいるようになったら慣れるまで大変そうじゃない?(笑)。昼ごはんも作らなきゃいけないし、とかね。急に変わると対応するまで時間ってかかります。
その辺は車の部品を変えたら調子よくなった!という機械とは違うところですね。
手術とかでも「はい、悪いところ切りました。お終い」ってわけにはいかないですもんね。
肩こりの原因が肩甲骨ではなくお尻にあったりもする
肩凝ってしょうがないって人が肩揉んだりとか、肩甲骨に問題があるから一生懸命回したりしても効果がそれほどなかったりするパターンも多いです。
うちの院に来られた方には、お尻や太もも裏が硬くて肩こりを引き起こしているパターンもありました。患部だけを診ていては改善しないケースですね。
それに、土台から改善していかないとやはり繰り返してしまうことが多いです。施術だってその場でやって結果がでなくてぶり返すなんてこともよくあります。セルフケアもしっかりしないとね。予防医学でしっかりメンテしないといけません。
健康は「栄養、運動、休養」の3つでなりたっていますよ。
まとめ
足が大事っていうか土台の調整も大切ですよ。膝が痛いのも足首が原因のことも多いです。