「筋肉の役割って何ですか?」
そう聞かれると、多くの人がまず思い浮かべるのは
“身体を動かすための器官” という点ですよね。
でも「それ以外は?」と続けられると意外とスッと答えが出てこないものです。
実は筋肉には、まだまだ大切な役割があるんです。
体温の約60%は“筋肉が作っている”
人はおよそ 36℃前後 の体温を保って生きていますが、そのために必要な熱をもっとも多く生み出しているのが 筋肉 です。
以前は「体温の40%くらいが筋肉由来」と言われていましたが、
近年の研究では 約60% が筋肉によって作られていることが分かってきました。
残りはというと…
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20%:肝臓・腎臓
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20%:褐色脂肪
このように、私たちの体温維持には筋肉が欠かせない存在なんです。
“第2の心臓”と呼ばれる理由
筋肉のもうひとつの重要な働き
筋肉には「ポンプ作用」という隠れた役割があります。収縮と弛緩を繰り返すことで血管を押し広げたり縮めたりし、血液の循環をスムーズにしてくれる働きです。
特にふくらはぎは“第2の心臓”と呼ばれるほど重要で、
下半身の血液をしっかり心臓へ戻す役割を担っています。
足が冷える人にウォーキングを勧める理由
「足が冷えやすいんです…」
そんな方にウォーキングをおすすめするのには理由があります。
歩くことで
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ふくらはぎの筋肉がしっかり動き
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血流が改善し
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結果として冷えの改善につながる
という、科学的な裏付けがあるからなんです。冷えを改善するために動かして自ら温めましょう(^^♪