というのが、この業界ではよく耳にします。12月に入ってから何度か聞きました。
と尋ねても「う~ん…特にはないですね」で終わるのがいつものパターンです。
むしろ何かやって痛くなった人はほとんどおらず、やって痛くなる人は大抵スポーツか何かで激しい動きをしたか、久しぶりに頑張り過ぎたかの2パターンが8割を超えてきます。
筋肉には”姿勢筋”と”相動筋”という分類があり、読んで字のごとく「身体を安定させたり保持する働き」と「能動的に動く働き」をする筋肉に分けられます。
筋肉って何かを持ち上げたり動いたりするときによく使うイメージですが、姿勢を維持するための大切な働きもあるということを頭の片隅にでも置いといてください。
走る、投げる、などの動きをイメージすると身体が安定しているからこそ可能になるわけで、しっかり支えられなければ日常生活に大きな支障が出てしまうでしょう。
動いていなくても身体を支えるのは重労働です。立ちっぱなしの仕事をしている人はご理解して頂けると思いますが、歩かないときの方が疲れる感覚ですね。
上の図のように姿勢筋は多々ありますが、ジッとしている感じでも頑張っています。ただ疲れ切って弱くなった際にはバランスが崩れてきます。それの延長で他の部位に負担がかかり痛みが出てくることが多いです。
何かして痛くなるのは若い人がほとんどで、高齢になると自分の身体を支える能力の低下で発生した痛みの方が多いかもね。と申し上げることも多いです。
何かやらかして痛くなるという発想は若いころの思い出みたいなものであって、事態はもっともっとヤバイことになっていることに気づいていただきたいと思います。
ただ、若さって何歳まで?と問われると難しいですね笑。