エーパシカイロプラクティックの井上です。
最近の研究では腰痛の原因が無いのにストレスなどが原因で精神的な不安から腰に痛みを感じたり、弱い痛みに対し激しく痛みを感じる心因性の腰痛があるということが分かりました。
腰の痛みは「脳で腰が痛い」と認識しているからストレスを感じると働く場所と痛みを認識する場所とが同じだということが分かってきました。ストレスで胃が痛くなったり頭痛がすることもあるので、腰痛や膝痛なんかも存在するかもしれませんね。
ストレス性腰痛の場合、腰痛の原因が心理的なこともあるので、まずはその原因となるストレスを取り除くことが大事ですね。
とは言え、ストレスは仕事だったり家庭だったり友人関係などなど色んなことが考えられますし、取り除くことが難しいこともいっぱいあります。
なぜストレスが腰痛を引き起こすのか?
私たちの身体はストレスを感じると交感神経が優位に働き、ストレスから身体を守るという防衛本能が働きます。そしてストレスを長期間感じることで交感神経が過緊張することで、自律神経などのバランスを崩します。
自律神経のバランスが崩れると身体には様々な症状が起こりやすくなります。難聴やホルモンバランスの乱れもいい例ですね。
ストレス性の腰痛の場合は以下のことに気を付けることが良いとされています。
- 痛くてもできる行動を認識する(例:腰は痛いけど膝は曲がる)
- 痛みのことばかり考えない
- 嫌なことばかり考えない
- 痛みがどんな時に痛くなるかを知る
- 自分の好きなこと(趣味)を行う
- 適度に身体を動かす
自律神経が乱れは頸椎の調整を行い自律神経の乱れを整えると腰痛も良くなったりします。
ストレス性の腰痛には痛み止めなどの鎮痛剤効果はあまり期待できません。だって血流が悪かったり筋肉が凝り固まったりしていないですもんね。そういう場合は”抗うつ薬”が効果があったりします。
「鎮痛剤が効かないから病院に行ったら精神科を紹介された」という話もよく聞きますが、ストレス性の腰痛や頭痛を疑われているわけです。
仕事やプライベートなどでストレスが溜めやすい現代社会ですが、ほんの少しでもいいので身体を動かしたり趣味に没頭したりしてストレスの軽減を図ることをおすすめします。
また何事においても我慢をしてしまうという方が増えていますが、我慢のし過ぎはストレスを溜める原因になりますよ。
たまには『どうにかなるさぁ』って物事を軽く考えるのも必要ですね。