料理をしていると腰が重くなる。
レジに立っていると腰が張ってくる。
スーパーで買い物をしていると、帰る頃には腰がつらい…。
そんな経験はありませんか?
実は、「座っていると平気なのに、立っていると腰が痛くなる」という人には、共通する体の特徴があることが近年の研究で分かってきました。
原因① お尻の筋肉(中殿筋)が疲れている
立っているとき、骨盤を安定させているのが、お尻の横にある中殿筋という筋肉です。長時間立ち続けると、この筋肉が疲れてしまい、
- 骨盤が左右に揺れる
- 腰を支える筋肉が頑張りすぎる
- 腰が重だるくなる
という状態になってしまいます。
つまり、「腰が悪い」のではなく、お尻の筋肉の疲労が原因になっているケースも少なくありません。
原因② 反り腰が強くなる
もう一つの原因が反り腰です。長時間立っていると、腰が少しずつ反りやすくなります。
すると腰の関節に負担が集中し、
「腰が張る」
「立っているだけで疲れる」
という症状につながります。
今日からできる3つの対策
① 片足を踏み台に乗せる
キッチンで料理をするときなどは、10〜15cmほどの低い踏み台に片足を交互に乗せてみましょう。
腰の反りが軽減され、腰への負担が分散されます。
② 台に軽く手をつく
作業中にカウンターへ軽く手を添えるだけでも、腰やお尻の筋肉の負担が減ります。
無理に姿勢を正そうとするより、自然に体を支えてあげることが大切です。
③ 30〜40分ごとに姿勢を変える
同じ姿勢を続けることが一番の負担になります。
30〜40分に一度は、
- 少し歩く
- 2〜3分座る
- 足踏みをする
など、体を動かす時間を作りましょう。
根本改善には筋肉を正しく使える体づくりが大切
その場しのぎの対策だけでは、症状を繰り返してしまうことがあります。
根本改善には、
- お尻の筋肉(中殿筋)をしっかり働かせること
- お腹のインナーマッスルで腰を安定させること
- 正しい立ち姿勢を身につけること
が重要です。
腰だけを揉んでも改善しないのは、このような理由があるからです。特に立っていて痛くなるケースの場合は足元から見直した方がいいでしょう。
こんな症状がある場合は早めに受診を
次のような症状がある場合は、筋肉の疲労だけではない可能性があります。
- 足のしびれや痛みが出る
- 足に力が入りにくい
- 安静にしていても痛みが続く
このような場合は、整形外科などの医療機関で一度検査を受けることをおすすめします。
長時間立っていると腰が痛くなる人は、「腰だけ」に原因があるとは限りません。
お尻の筋肉や姿勢のクセを見直すことで、立ち仕事や家事がぐっと楽になることもあります。
「立っているだけで腰がつらい…」
そんな方は、一度ご自身の立ち方や体の使い方を見直してみてはいかがでしょうか。
