こんにちは。
季節の変わり目は…と言えど、まだまだ暑いですが、徐々に朝晩は涼しくなってきた印象です。
最近は「暖冬」と言われていますが、暖冬といってもずっと暖かいわけではなく、平均して暖かい日が多いというだけ。寒波が来れば一気に体が冷え、思わぬ不調につながることもあります。
その代表的なものが ぎっくり腰 です。
なぜ寒い朝にぎっくり腰が増えるのか?
人間の体は、午前3時から6時くらいに一番冷え込みます。寝ている間は体をほとんど動かさないため代謝も下がり、筋肉が硬直しやすくなります。つまり、起きた直後こそ 体が一番冷えていて硬い状態。
この状態でいつも通りの動作をすると、腰を痛めてしまうリスクが高くなるのです。みなさんも寝起きに腰が重いな…と感じるときってありませんか?
ぎっくり腰を防ぐためのポイント
1. 腰ではなく、膝と股関節を使う
物を持ち上げるとき、つい腰を曲げてしまいがちですが、これが腰への大きな負担になります。代わりに 膝と股関節を曲げて体を下げ、腰は反らすように意識しましょう。
イメージは「ウェイトリフティング」。彼らは200kgを超えるバーベルを上げるときでも、腰ではなく足とお尻の筋肉を使って負担を分散させています。
たとえ軽い荷物でも「100kgを持ち上げるつもり」で姿勢を意識してみてください。するとフォームが安定します。
2. 腹圧を高めて体幹を安定させる
荷物を持つときは、息を止めてお腹に力を入れ、腹直筋を張るようにします。お腹に空気をパンパンに詰めたボールが入っているような状態を作ることで、背骨にかかる負担を分散できます。
結果として腰にかかるリスクがぐっと下がります。
3. 朝起きたらいきなり動かない
布団から出た直後は、体もまだ固まっています。軽くストレッチをしたり、深呼吸をして体をほぐしてから動き出すのが安心です。
膝を立てて左右に倒したり軽く寝返りをうつのもありですね。
まとめ
季節の変わり目の朝はぎっくり腰のリスクが高まりますが、
正しい姿勢
腹圧を意識した動作
朝の準備運動
これらを取り入れるだけで、腰のトラブルはぐっと減らせます。健康に過ごすために、ぜひ意識してみてくださいね。