足腰が弱くなった、足腰に力が入らない。
歳を重ねると上記のような言葉を聞いたりすることもあると思います。
実際に足腰の力ってどういうこと?って気になりませんか?
立って歩いている筋肉なのか?立ち上がるときに
と声を出さないといけないとか、階段を昇るときの力だとか、色々考えられますね。
この図は東京大学の研究結果ですが、日本人女性の立ち上がるための筋力を年齢による変化を示したものです。
30代で約3倍の力を発揮できるようです。つまり体重50㎏の女性だとおよそ150㎏の力を発揮できることになります。そこまではいいんですが、図にも書いてあるように体重の2倍の力が出せなくなると危険です。
このデータは両足での測定ですから、片足で自分の体重を支えられなくなったら歩けなくなってしまうということです。
80代に突入するとつまづいたり、バランスを崩してしまう状況だと転倒してしまうということになります。支える筋力が失われてしまっています。
私の祖母も晩年に畳のヘリにつまづいて家の中で骨折しました。その際は「こんなところに引っかかるほど足が上がっていない?」と思っていましたが、このグラフを見て納得しました。
まだまだ歩けるわい!と油断しているととんでもないことになります。このブログを読んでいる方のご両親がちょうどその年代に差し掛かっていると思います。
椅子に座った状態で片足立ちするテストが有名ですので気になる方はやってみましょう。ちなみにこのテストではお尻の筋力や内転筋を使うので、下半身を引き締めたい!お尻がどんどん下がってきている!というお悩みを持つ人にもおすすめです。