猫背や巻き肩に悩んでいるひとの多くは、肩甲骨を背中に寄せないと…というお話をされます。
意識的に猫背を正すのは大事ですが、猫背や巻き肩の場合、肩や肩甲骨だけを何とかしようとしても結果が出にくいところではあります。
野球肩や五十肩にも言えることですが、組織単位ではなく機能単位で取り組まないと痛みは繰り返してしまします。
烏口突起を起点として小胸筋と上腕二頭筋が接続されていような状態なので、この辺が筋拘縮をしているとどちらかの筋肉を弛めてもすぐに元に戻ってしまうことも多いです。
この小胸筋が硬いと肩甲骨を前側に引っ張る力が強くなり、巻き肩や猫背といった状態になります。
その状態で生活していると五十肩になったり、スポーツをすると肩に障害が発生する可能性が高くなります。身体の中で押すと意外と痛い箇所TOP5に入るところです。