こんにちは。
10月になって、朝晩は少し肌寒くなってきましたね。
この時期になると、患者さんとの会話で「そろそろ運動しないとね」という話になることがあります。
でも、よく考えてみると……
春は「花粉症で外に出たくない」
夏は「暑すぎて危ない」
秋は「寒暖差で体調が…」
冬は「寒すぎて無理」
……なんて言っているうちに、季節は巡り、歳を重ねていきます(笑)。
「運動はしたくないけど、筋力の衰えは止めたい」
実は、こう考えている人は少なくありません。
「若い頃はもっと動けたんだけどな」
「もう運動しても一緒でしょ」
そんな声を聞くこともあります。でも、焦る必要はありません。
筋肉は、意外とすぐには落ちません
ある程度運動を続けていた人の場合、運動を休んだからといって、筋肉が一気になくなるわけではありません。
例えば、1年間、週2~3回程度の運動を続けていた場合、数週間休んだからといって、それまで積み上げてきたものがすべてなくなるわけではありません。
長く運動を続けてきた人ほど、これまでの積み重ねが体に残っています。
ですから、
「最近運動していないから、全部ゼロになった…」
と考えなくても大丈夫です。
じゃあ、落ちた筋肉を戻すのは大変?
ここで気になるのが、
「じゃあ、1年かけてつけた筋肉が落ちたら、また1年かけて戻さないといけないの?」
ということ。
実は、そうとも限りません。
ここで関係してくるのが、**「マッスルメモリー」**です。
一度トレーニングによって筋肉をつけた経験があると、しばらく運動をやめて筋肉量が減ってしまっても、再びトレーニングを始めたときに、以前の状態へ戻りやすいことがわかっています。
つまり、
「一度つけた筋肉は、完全にゼロから作り直すわけではない」
ということです。
昔スポーツをしていた人や、筋トレを頑張っていた人は、その経験が無駄になっているわけではありません。

「昔は運動していたんだけど…」でも大丈夫
「学生時代は運動部だったんですけどね」
という方もいます。
昔の運動経験がどの程度残るのかについては、年齢やトレーニング内容などによっても変わるため、「○年なら必ず残っている」と単純には言えません。
でも、ここで大切なのは、
昔の自分と今の自分を比べて諦めないこと。
今から少しずつでも体を動かしておけば、5年後、10年後の自分の体は変わってきます。
いきなり激しい運動を始める必要はありません。
まずは歩く。
階段を使う。
軽くスクワットをする。
ストレッチをする。
そんな小さなことからでも十分です。
「もう遅いかな?」
と思ったときこそ、始めどき。
未来の自分のために、今できることを少しずつ始めてみましょう。
