腰痛と言えば股関節の柔軟性だと言われるくらい大事な関節です。
股関節とは寛骨(腸骨・坐骨・恥骨)にある寛骨臼と大腿骨頭からなる関節です。
ガンプラを作った人なら分かると思いますが、大腿骨(太ももの骨)の先にある大腿骨頭はボールのように丸い形をしており、それを受ける寛骨臼も丸くくぼみスムースに大きく動ける関節になっています。
ただ、多くの人は加齢と共に可動域が減少していきます。特に関節の形が変わったわけでもないのに疑問に思いませんか?
ぱっと見でも多いのが分かると思いますが、これらの筋肉が股関節の動きに関与しています。
加齢や運動不足が原因で筋肉が衰えたり硬くなってしまうと、他の筋肉の運動を邪魔することになります。反対側の筋肉に影響を与えることも多いので、可動域の減少、要するに「身体が硬くなっていく」わけです。
これだけ多くの筋肉が少しづつ柔軟性が減少していくと大変なことになります。足を動かすたびに骨盤に対して無駄な負担をかけ骨盤が歪んだり腰部の筋肉に不要なストレスを与えてしまいます。
まぁ、腰痛持ちの大体の人がお尻と脚部の筋肉が硬いことがほとんどです。
激しい痛みが出てからストレッチすると腰に負担をかけすぎて余計に痛みがひどくなる可能性があるので、痛くなってからストレッチしようかな…ってのは、あまり良くないんですよね。
あ、なんか痛くなるかも?ぐらいのときが限界です。ちょっと放置すれば良くなるなんてことはありませんから、諦めて早めにストレッチや体操に取り組んで欲しいんですね。