この業界あるあるなんですが、
姿勢が悪くて肩の痛みで来院された人が、数回の施術後に「肩は調子いいんだけど、今度は腰が痛くなってきた」ということがあります。
その逆パターンもあったりします。せっかく良くなったのに他の部分が痛くなってきたらショックは大きいですよね。なかには「お前のせいだぞ」と言わんばかりの表情で訴えてきた方もいます。
一生懸命に施術をして痛みが0にすることも難しいんですが、触っていない箇所を痛くするのは相当な熟練した技が必要でしょう。ものもらいのように違う部位に移動するのも現実的ではありません。
実際のところは、元々痛かったけど、2番目に痛いところだったので1番目に注意がいっていたので気づかなかった。と考えるのが普通です。
身体のどこかに痛みが生じるときって、どこかにぶつけたとかの外傷を除いて、痛みが出る箇所の周辺や筋膜の繋がりも含めて悪いところがほとんどです。
たまたま、痛みを感じる箇所が弱っていたか、負担を強いられているのかという感じなので、原因となる箇所は関係ないフリをしています。
当然、本人は気づかないのですが身体を触ってみると、「ここは?」「ここも?」的に悪そうなところはポンポン出てきます。
たまたまどちらかに痛みが走っただけのことで、膝が悪かったら腰も悪いし、腰が悪い人は膝も悪いということはよくあります。共通してお尻の筋肉が関係していたりするんですが、そこだけやっても効果がなかったら意味もないですし、なかなか難しいところです。
ご本人が感じていないところを改善していくことが大切にしているところです。
最近、画像生成にchatGPTを利用しています。便利な世の中になりました。