久留米市のエーパシカイロプラクティック院長の井上です。
9月に入って朝が若干ですが涼しくなってきましたね。天気がいいと空を見上げたくなりますが、上を向き辛い方も多く来院されています。
- 首が辛い
- 根本が詰まった感じがする
- 下を向いている方が楽
上記の症状に大きな影響を与えているのが”胸鎖乳突筋”です。
耳の後部にある乳様突起から胸骨と鎖骨にくっついています。主な動きは首の回旋(横に回す動き)ですが、左右同時に収縮すると頭を下げる運動になります。つまり、この筋肉の緊張が強いと上を向くのが辛くなっちゃいます。
スマホやパソコンで下を向く機会が多いので緊張しやすいですが、胸鎖乳突筋は細い筋肉なので単独で凝り固まったりするケースは少ないです。どちらかというと胸郭や肋骨まわりが固まっている人が多いです。あまり本人は気づいていないことがありますけど。
美容室などでサービスで肩を揉んでもらったりした翌日に首が痛くなってしまった経験がある人は、正に上記のケースが当てはまります。胸郭が固いままで肩、首の辛いところだけを施術したのでバランスが崩れてしまい、そのバランスを取り戻そうとほぐれた肩、首まわりの筋肉が緊張を強めてしまうことで生じます。
冬場に肩こりが増えるのも寒くて胸郭が固まりやすいからですね。なんか首が辛いな…動きにくいな…上を向きづらいな…というときは首をゴリゴリ回す前に大きく腕を広げての”深呼吸”の動きからやっていみることがおすすめです。
ね?深呼吸すれば自然と上向けるようになるでしょ笑