「ハムストリングス」という言葉を聞いたことがありますか?
ハムストリングスとは、
大腿二頭筋
半腱様筋
半膜様筋
この3つの筋肉の総称です。簡単に説明すると”太ももの裏側”です。
ちなみに「ハム」とは、食べるあの「ハム」のこと。
中世ヨーロッパの肉屋文化で、脚の腱にひもをかけて肉を吊るしていた様子が、これらの筋肉の形に似ていることから「ハムストリングス」と呼ばれるようになったとされています。

起始部である坐骨結節から、まるで吊るされているように伸びている筋肉を見ると、確かに「ハムストリングス」という名前がしっくりきます。
ハムストリングスは腰痛とも関係します
そんなハムストリングスですが、腰痛を考えるうえでも重要な筋肉です。ハムストリングスは骨盤の坐骨結節に付着しています。
そのため、ハムストリングスが硬くなって縮んだ状態になると、骨盤を後ろから引っ張る力が強くなります。
すると骨盤が後傾しやすくなり、仙腸関節にも影響を与えることがあります。
さらに、ハムストリングスは脊柱起立筋などとも連動して働くため、下半身だけの問題では終わらないことがあります。ハムストリングスが硬く、骨盤や背骨の動きまで制限されてしまうと、
「前にかがみにくい」
「靴下を履くのがつらい」
「床の物を拾うのが大変」
といった動作にも影響することがあります。あとは「会議などで長時間座っているのが苦痛」とかね。
つまり、腰が痛いからといって、腰だけを見ればいいとは限りません。
腰痛の原因を考えるときには、骨盤につながるハムストリングスの状態も一緒に確認することが大切です。
「最近、前屈がしにくいな」と感じている方は、もしかするとハムストリングスの硬さが関係しているかもしれませんよ。