エーパシ・カイロプラクティックの院長井上です。
今日は「筋肉使っていますか?」というお話。
2024年も1月が終わり、節分も過ぎたので暦の上では”春”ですが、いかがお過ごしですか?寒いのでゴロゴロしていたり、じっとしすぎたりしていません?
たまにはいいかもしれませんが、日頃体を動かしてくれる筋肉が衰えるとどんな影響が出るのかご存じですか?
筋肉が減るとデメリットがたくさん
筋肉量が減ってしまうと、太りやすい体になってしまうのですが、(だからライ〇ップさんは筋トレをするのです)それだけではなく正しい姿勢を保つことができなくなってきます。腰がとんでもなく曲がった老人の方とかは筋肉量が著しく少ない為です。
年齢を重ねていって腰が曲がったり猫背になったりするのは、骨の変形だけではなく、姿勢を保つのに必要な筋肉が失われるからです。
体の筋肉は、基本的には20歳代をピークに年々減少し、70歳代になるとピーク時の3分の2にまで減少するのです。これは皆さん平等です。体質にも左右されますけどね。そんなもんは誤差範囲内です。
だから、
なんてセリフはあてにしちゃいけませんよ笑。
何も(お尻あげなきゃだからスクワットしているし、ストレッチするとむくみもとれやすいし、肩こりや腰痛の重い感じも楽になるし、甘いモノ好きだけど食べ過ぎると太るから一口だけしか食べていないけど、これって普通のことだから別に言う必要なんてないよね。)してないよ。ですからね。
筋肉の減少量を平均すると、ピークである20代を過ぎると10年間に男性は約2㎏、女性は約1㎏ずつ減っていくといわれています。
でも、これはごく普通の日常生活を送っている人の場合です。
年をとって転んで骨折したのを機に歩けなくなったという話を聞くと思いますが、筋肉を動かさないので急激に筋肉が失われたために起こるのです。
寝たきりの生活になると2日間で1%筋肉量が減少すると言われています。
これは通常の加齢変化の1年分に相当します。
例えば、風邪などで2~3日寝込んだあとに、起きる上がると体がフラフラするのを経験したことありませんか?
それは風邪によって体力が消耗したということもありますが、筋肉が短期間で失われたために、体を支える力が低下してしまった結果でもあるのです。
筋肉というのは動かさないと驚くほど速いスピードで失われていきます。1月があっという間に終わったように筋肉もあっという間に減少しているかもしれません。
最近では、手術などで入院した患者さんにも筋力の衰えを防ぐ目的で、早くから歩いたりするようなリハビリを行なうようにしています。老人施設などでもプロテインを飲ませたりと、なるべく衰えないように工夫をしている傾向にあります。
人間の筋肉の7割はおへそから下にあるので、「歩く」というだけでも思っている以上に効率よく筋肉を鍛えることの繋がっているのです。
以上のことから、筋力トレーニングは健康維持のためには必要不可欠のものです。
激しい運動はいりません。適度な運動を継続することが一番のポイントです。あとは自分が楽しいやつ。楽しい運動ってないよ!という方はとりあえず「なかやまきんにくん」のYouTubeでも見ながら家での筋トレから始めるのもいいですね。
いや、適度な運動量ってどのくらい?という方には「週に150分の運動を行い、そのうち20~30分は激しく体を動かすのがよい」と研究結果で出たそうです。「適度な運動」の「適度」がどのくらいなのか研究で判明
歩くだけでも毎日25分くらいですかね。足りてないなぁ、と思う方は一つの目安にしてくださいね。
急には健康にはなりません。いつまでも健康な体で過ごせるように、今のうちから少しずつ筋肉を鍛えておきましょう (^^)