エーパシの井上です。
最近寒くなってきましたね。仕事も遅くなったり、お酒を飲む機会も増えるのではないでしょうか?そんなときって、
とベッドや床にうつ伏せで倒れこんだりしてそのまま爆睡!なんて日もあると思います。ただ、この寝方ですが、うつ伏せで寝ることは良くないことが多いので、普段からうつ伏せで寝ることが多いな、って感じる人は注意してくださいね。
うつ伏せと身体の歪みについて。
うつ伏せで寝ることのメリット
ちょっとその前に、横向きで寝る人も多いと思うので横向き寝に触れておきます。
横向きで寝る行為は動物的には基本です。なぜなら弱点であるお腹を守りたいという本能があるみたいです。ただ、普段から背中が丸くなっているので横向き寝じゃないとキツイ…という人はストレッチをおすすめします。
メリットをあげるなら、寝ているとき舌での圧迫が少なくなるので気道が確保しやすいです。うつ伏せだといびきがかけないらしいです。
また、寝返りができるようになった赤ちゃんがうつ伏せを好む傾向がありますが、あれは口が下を向いていることでゲップが出やすいことと、お乳を吐いたときに誤飲するリスクを下げるためだと言われています。また適度に内臓を圧迫するので胃腸の改善にもつながります。
うつ伏せ寝のデメリット
身体の歪みなどを考えるとうつ伏せ寝はデメリットが多いです。
- 安心感があるが、全身の重みが肋骨とお腹にかかり、胸と横隔膜を圧迫して呼吸が浅くなります。
- 首を左右どちらかに捻るため、頸椎の捻じれが生じる。寝違えの原因になったりもする。
- 心臓を圧迫し負担がかかる。
- 腰の反りがきつくなり、腰痛やポッコリお腹の原因になる。
特に2の頸椎のねじれはそのまま顎関節症にも大きな影響を与えます。顔も半分つぶれてしまうので顔の左右差が目立つことも多いです。
比べてみると
身体の負担を比べるとうつ伏せ寝の方がデメリットが多い気がします。
しかし、介護の現場では床ずれを防ぐために一定時間うつ伏せ寝を取り入れてたりもするそうです。
うつ伏せが悪いなんてことは分かっているけど。。。という方には抱き枕をオススメしています。こうすると半うつ伏せの状態が作れます。それでもうつ伏せ!という方はお腹の下に柔らかいクッションを置いて腰がなるべく反らない状態で寝られることをオススメします。
結局どの寝方がいいのか?
どれでも寝れる。ことが理想です。この体勢は寝れない!という方は、お身体に歪みを抱えていることが多いのでどうぞお気軽にお問い合わせください。
子どもは寝相が悪く、うつ伏せ、横向き、仰向け、何でもありです。一晩に何度も体勢を変えます。
これは自己回復機能が高く、同一姿勢が続くことによって、同じ場所に負担がかかることを避けているからです。
大人になると寝返りは少なくなってきますが、大人でも寝相が悪い人は「身体のどこかに不調を抱えているので、それを避けている可能性がある」ことが多いそうです。
腰が反って仰向けが苦しい…という方は反り腰が強い可能性が高いのでストレッチしましょう。大腿四頭筋のストレッチがおすすめです。