久留米の猫背矯正専門院、エーパシ・カイロプラクティックの井上です。
雨なんでね~、頭痛が出たりする方もいらっしゃると思いますが、どうして天気が悪い日だったり、明日雨が降ると痛くなったりするんでしょうか。
しかし、雨が降っても頭痛がしない人もいますよね?その違いってなんでしょう?
雨の日に頭痛が出るのはなぜ?ということと、雨の日と頭痛の関係をまとめてみようと思います。
手っ取り早くセルフケアだけ知りたい方はこちらの動画をどうぞ!
気温や気圧が関係している?雨の日の頭痛
急に頭が締め付けられたり、頭がボーっとしたり、めまいがしたり。
あなたが頭痛を感じた時に、天気はどうなっていましたか?
もし、雨が降りそうな天気や雨の日に頭が痛くなっているのなら、「気候の変化が原因の頭痛」かもしれません。
当院にも「雨の日は分かる。だって頭痛がするから」とか、「明日は雨、頭痛がするもん」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
頭痛にもタイプがあります。あなたはどのタイプ?
頭痛は「機能性頭痛」と「器質性頭痛」と呼ばれる頭痛に分かれます。
「機能性頭痛」は、いわゆる“頭痛持ち“といわれる、日常的に頭痛に悩まされる症状のことで、この頭痛には以下のような種類があります。
「機能性頭痛」
- 緊張型頭痛…
慢性頭痛の大半がこのタイプ。頭蓋を包んでいる筋肉が持続的に収縮するために起こります。頭痛の程度に強弱はありますが、頭を締めつけられるような痛みで、ダラダラと続き、からりと晴れ上がることはありません。また、肩こり・首のこりを伴い、頸部の筋肉には押すと痛みを感じる圧痛点があり、くびが硬くて動かしづらいのが特徴です。- 対処法
ストレス解消を心がける…趣味やスポーツなど打ち込めることを見つけましょう。 - 適度な運動を習慣に…無理せず続けられる運動をできれば毎日行いましょう。
背筋や腹筋を鍛える体操、肩や首の筋肉をリラックスさせる体操なども効果的です。よい姿勢を心がけることも大切! - 筋肉を収縮させないよう気配りを
- こった部分を温シップやホットタオルで温める
- ぬるめのお湯にゆっくりつかるなど、毎日の生活でこりを貯めないよう気をつけましょう。
- 対処法
- 片頭痛…
頭の血管の拡張による頭痛です。緊張型頭痛に次いで一般的な頭痛で、比較的女性に多く見られます。症状は発作的にひどい頭痛が現れて、数時間から2~3日持続します。典型的片頭痛では、頭痛に先立つ症状として目がチカチカしてギザギザが見えたり、閃輝暗転を伴うことがあります。続いて片側あるいは両側がズキンズキンと激しく痛む症状が現れ、吐き気を伴うこともあります。また、発作の最中に体を動かすなどして頭の位置を変えると痛みが悪化するのも片頭痛特有の症状です。典型的片頭痛の他に、前ぶれがなく頭全体が痛む普通型片頭痛もあります。
対処法
規則正しい生活を心がける寝不足や寝過ぎをせず 、規則正しい食生活を心がけましょう。ストレス解消を心がける緊張型頭痛と同じく、ストレスは頭痛の大敵。趣味やスポーツなど打ち込めることを見つけましょう。痛む部分をアイスパックや氷で冷やす - 群発頭痛…
1カ月くらいの間、毎日のようにほぼ決まった時間に、片方の目の奥が激しく痛むのが群発頭痛です。男性に多く、20~30歳代から発症することが多いのが特徴です。通常、一年に1~2回の周期で起こります。睡眠中、特に明け方に目の奥をえぐる様な激しい痛みが襲いかかってくることが多く、1~2時間続くと、自然に治ります。痛みのある側の目が真っ赤に充血したり、涙がポロポロと出る、瞳孔が小さくなる、鼻水が出るなどの症状を伴うケースもあります。
対処法
発作の原因となる行動を避けましょう。
発作の原因になる可能性がある、下記に気をつけましょう。- 症状が出る時期はアルコールを飲まない。
- 入浴後に痛みが起こる人は湯船につからず、シャワーを浴びましょう。
- 血管拡張薬を服用中の人は、医師に相談を。
発作時の痛みには、100パーセント濃度の酸素の吸入が有効ですが発作が起きたら病院に行きましょう。
頭痛の原因が他の病気にある頭痛のことを、「器質性頭痛」と呼びます。
「器質性頭痛」は頭痛になる人の1割に発生するといわれていますが、この場合の頭痛には大きな病気のサインが隠されている場合があるため、頭痛がなかなか治らないなど、下記の症状の場合は病院や医院で診察してもらいましょう。
- 今までに経験したことのない頭痛
- 意識が遠のく、手足がしびれる、発熱など頭痛以外の症状を伴う
- 鎮痛剤が効かないような激しい頭痛
- 頭痛がどんどんひどくなる
また、頭痛を伴う危険な病気には、
- クモ膜下(まくか)出血 :脳の血管の破裂で脳を取り囲むクモ膜下腔に出血が起こる。
- 髄膜(ずいまく)炎 :脳の髄膜が細菌などに感染し、炎症を起こす。
- 脳出血 :脳の血管が破れて血腫(けっしゅ)ができる。
- 慢性硬膜下血腫 (こうまくかけっしゅ) :頭を強く打ったために出血が起こる。
上記のような命にかかわることもありますので、痛み止めで誤魔化さずに病院で精密検査をしておくといいでしょう。
片頭痛が起こるメカニズム
片頭痛の原因ははっきりと解明されていませんが、頭蓋骨内の血管が広がり炎症をが生じるためと考えられています。
ストレスや疲労などの影響で頭蓋骨内の「血管が広がり炎症が起きる」ことで頭痛が起こる。このメカニズムを天気の変化に当てはめると、悪天候の時に起こる「急な気圧の変化」によって、脳の血管をおさえていた圧力が下がるため、血管が広がりやすくなります。脳の血管が広がることで、周囲にある神経を刺激してしまうため、片頭痛を誘発してしまう場合もあるようです。
広がろうとする血管と伸びきっている筋肉の時間差で頭痛が起きることがよくあります。ですので気圧が下がり始めの雨が降る前に痛くなって雨が降るころには頭痛が収まるケースも多いのです。
頭皮の筋肉や首回りの筋肉がつっぱりすぎると起きやすいので、天気が悪い日に頭痛が出る人は肩こりや猫背、ストレートネックに気をつけましょう。
このように気圧の変化によって血管が広がり、炎症が起きて「片頭痛」が誘発されてしまうことが、天気の変化による頭痛の原因になるんですね。
また、気圧が下がることで「自律神経」のバランスが乱れ、体調の変化が起き、頭痛が発症することもあります。カイロプラクティックの施術ではこちらの施術がメインとなっています。
頭痛が発症するきっかけ
上記の表は、ドーン・A・マーカスさんという神経科の専門医の方が2003年にまとめたデータですが、このデータを見ると「気候の変化」によって頭痛が引き起こされる可能性は24%あるということがわかります。また、複数の要因が同時に生じることもあります。
睡眠の場合は、睡眠時間が短くても長すぎてもダメで、睡眠の乱れが頭痛を引き起こします。
旅行の際に頭痛になりやすいという方は、リラックスした状態に見えても “環境が変わる“という「ストレス」が要因になっていることもあります。
これらの要因に、今回取り上げている「気候の変化」が起きた場合には、頭痛が起こる要因がさらに重なることになるため、雨の日や、雨が降りそうな日に頭痛を感じる方が多くなるのです。
特に気圧の変化が起きやすい「梅雨の時期」や「季節の変わり目」は要注意です!
頭痛を避ける為には!
引き金になる要因を避ける!と、複数の要因が重なることを避けることですね。ストレスが溜まっているのに、睡眠時間が短いor長すぎたり、PCやスマホを長時間見続けたりなどなど。
自分が楽になっているとき、頭痛が出ているときの条件を詳しくリストアップしてみると対策も打ち出しやすいですね。
なんにせよ生活習慣の改善が頭痛緩和に一番大切です。
色々試してみたけど、良くならない!って方ははLINE登録して連絡して施術受けに来てね。